2025年6月26日
2020年5月21日 14:55更新
全国で手指用の消毒アルコールが不足するなか、妙高市の君の井酒造が「君の井 アルコール70」を開発し、21日に妙高市と上越市に寄付した。
これが「君の井アルコール70」。日本酒用の原料アルコールに水を加え、アルコール度数を95%から70%に調整した。君の井では、手指につかう消毒アルコールが不足している状況をふまえ開発に取り組んだ。
君の井酒造代表取締役専務の田中智弘さんは「アルコール度数70%で危険物のため、火気厳禁。医療福祉機関を中心に販売する方針」と話した。
販売に先立ち21日は、妙高市と上越市に300ml瓶を96本ずつを寄付した。
妙高市で製品を受け取った入村市長は、「消防法の問題や県の指導など、全部をクリアしていて安心できる。医療関係者に早速届けたい」と感謝を伝えた。
「君の井 アルコール70」は、25日(月)から9000本を出荷する予定。一本300mlで税込880円。君の井では医療福祉施設に優先的に販売し、その後状況をみながら一般販売も検討する。
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