2025年04月15日 17:52更新
かつて交通事故が多発していた妙高市の国道292号姫川原交差点近くの観世音堂前で、交通安全の祈願祭が15日(火)に行われました。
祈願祭は春の交通安全運動に合わせて、毎年4月15日に妙高地区交通安全協会新井支部が開いています。
15日(火)は新井支部や妙高警察署、地元の人などおよそ50人が参加。観世音像の前で1人ずつ焼香をしたあと、手を合わせて1年間の無事故を祈りました。
新井支部によりますと、かつて姫川原地区の三叉路で出合い頭の交通事故が多発していました。こうしたなか昭和49年に観世音像が三叉路の近くに建てられました。
像は交通事故で息子を亡くした愛知県の住民が交通事故の撲滅を願い、全国に寄付した108体のうちの1つです。像を建てた費用は、旧新井市の市民グループが募った寄付が活用されました。
新井支部によりますと交通事故は像が建てられてから大幅に減ったということです。
また30年ほど前、三叉路の近くに信号機が設けられるなど周辺の道路環境が整備され、三叉路では約10年前から事故は起きていないということです。
妙高地区交通安全協会 新井支部 髙橋武文 支部長
「初心に帰り(交通ルーツ)基本を守る。(歩行者は)横断歩道を安全に渡る。車を運転する人は横断歩道に人がいたら、減速して止まってほしい」
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