2025年04月25日
2025年04月17日 14:00更新
弥生時代から戦国時代にかけて、3つの時代の国指定史跡がある妙高市の「斐太歴史の里」を題材にした絵本が先月発行され、16日(水)に地元の斐太北小学校に贈られました。
これが斐太歴史の里を題材にした絵本「遺跡と伝説でたどる斐太歴史の里の二千年」です。
A4判で45ページあり、2世紀後半から弥生人が住んでいた「斐太遺跡」があること、3世紀後半から中期にかけての古墳群があること、1579年の天正7年、「御館の乱」で戦国武将 上杉謙信の後継者争いに敗れ、上杉景虎が最期を迎えた鮫ヶ尾城跡があることなどが紹介されています。
編集は妙高市教育委員会、絵は上越市に住む日本画家川崎日香浬さんが手がけました。
絵本を学習に役立ててもらおうと16日、学校区に「斐太歴史の里」がある斐太北小学校を妙高市の塚田賢教育長や斐太史跡保存会の髙橋昇会長などが訪れ、児童に20冊を手渡しました。
斐太史跡保存会 髙橋昇会長
「去年斐太歴史の里に1万1896人訪れた。人気がある場所だと言えると思う。斐太の歴史を語り継ぎながら育ってほしい」
斐太北小学校では毎年、全校児童が「斐太文化財少年団」のメンバーとなり、学年ごとの授業を通して「斐太歴史の里」の歴史や文化を学んでいきます。絵本の贈呈は少年団の結団式に合わせて行われました。
児童
「斐太の歴史が描かれていてすごいと思った」
「この本を読んで斐太のことを知りたい」
教育委員会では市内にあるすべての小中学校と特別支援学校に、数冊ずつ絵本を配る予定です。
絵本は一般販売もされています。1冊1500円で斐太歴史の里総合案内所、妙高市役所4階生涯学習課窓口、関川関所道の歴史館で取り扱っています。
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