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夏休みに会える⁉「マッコウクジラの骨」上越科学館に展示へ

今年2月、上越市柿崎区の海岸に漂着したマッコウクジラの骨が上越科学館で展示されることになり、21日(月)クレーン車で釣り上げて運ぶ作業が行なわれました。

マッコウクジラの骨は今年2月、柿崎中央海水浴場の周辺およそ2キロにわたって、漂着しているのが確認されました。部位はあご、頭、胸、肋骨の5つで、最も大きい右下のあごは、およそ4.3メートルあります。

国立科学博物館の田島木綿子 研究主幹によりますと、体長10メートル以上のオスと推定され、日本海側に漂着するのは極めて珍しいということです。

国立科学博物館  田島木綿子 研究主幹
「マッコウクジラは世界のどこの海にいてもおかしくない。日本海にいてもおかしくないが、これまで根拠のない推論だった。今回、確実にいるんだということが分かった」

骨は上越科学館で展示されることになり21日(月)に運ぶ作業が行われました。骨の周りにロープをかけたあとクレーン車で釣りあげました。このうち頭の骨は最も重く、300キロあります。作業は新潟市の水族館「マリンピア日本海」のスタッフも手伝いしました。

このあと上越科学館で骨を洗いました。

高圧洗浄機で表面の汚れなどを落としあと、ブラシに漂白剤入りの水をつけてこすります。

骨には脂肪分が多く含まれていて、時間の経過とともに染み出し、カビや劣化の原因になるため、しっかりと落とす必要があります。

上越科学館  永井克行 館長
「見るのは私も初めて。でかい。大きい。あごが4メートル。絶好の機会なので、子どもに限らず大人にも見てもらい、触ってもらえたらと思う。日本海にこんな大きなマッコウクジラがいるのだと関心を持ってもらいたい」

上越科学館では今後も洗って乾燥させる脂抜きの作業を繰り返し、夏休みの展示を目指します。

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