2025年5月29日
2025年5月26日 17:30更新
写真提供:妙高市役所
ノルディックスキー複合選手で全日本選手権を2度優勝するなどした、妙高市出身の清水亜久里さんが昨シーズンで競技の第一線から退き、先月東京の企業に入社し、スキー部コーチとして新たな道を歩み始めました。妙高市内でオリンピックを目指す小中学生などに指導していて、26日(月)は妙高市役所を訪れ、城戸市長に「オリンピックメダリストの輩出を目指し、妙高市に恩返したい」と決意を語りました。
妙高市役所を訪れたのは、ノルディックスキー複合選手の清水亜久里さん33歳です。妙高高原出身でスキーは10歳から始めました。妙高高原中学校や新井高校などを経て、全日本選手権で2012年、2023年に優勝したほか、2019年には世界選手権代表になるなど活躍しました。昨シーズンで競技の第一線から退き、先月、東京に本社がある日本ビールに入社して、スキー部コーチとして新たな道を歩み始めました。
清水亜久里さん
「完全にやり切ったというのは正直ない。オリンピック出場、金メダルを目指していたが届かなかった。次に向かうなかで、オリンピックを目指すよりもお世話になった妙高市に貢献する方が今後のためになる」
いまは妙高市内に住みながら甲信越エリアの営業を担当しています。また週に5日、オリンピックを目指す地元の小中学生などに指導しています。
26日(月)城戸市長に活動を報告し、後進の育成に力を入れたいと決意を語りました。
清水亜久里さん
「新潟県民の皆さんには背中を押してもらいここまで活動できた。今度は違う立場にはなるが、妙高市のスキーに尽力したい」
城戸市長
「23年間本当にお疲れ様でした。地域の人へ大きな力をいただいた。自分の後輩の後進の道に力を当てていただき、妙高の名前も含めて売ってもらえるよう頑張ってもらいたい」
清水さんは、今後選手としても国民スポーツ大会などに出場し、その経験を指導に生かしたいと考えています。
清水亜久里さん
「プレイヤーとしてもやることでジュニア選手たちに教えられることがある。自分でも実践してみて、そのフィードバックを子どもたちに教える。自分の体験したなかで伝えていく。妙高から(弟)礼留飛に次ぐオリンピック選手を輩出できるように、選手の背中を押していきたい。頑張る」
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