ニュース

妙高山といもり池の景観を守りたい！CFで支援募る

妙高市は、市を代表する観光スポット「いもり池」と「妙高山」の景観を守るため、いもり池の西側にある土地を取得するための費用の一部をクラウドファンディングで募っています。

いもり池は妙高戸隠連山国立公園を代表する場所にあり、春はミズバショウの群生地、秋には紅葉の名所として知られる人気の観光スポットです。ビジターセンターによりますと、昨年度はおよそ15万人が訪れたということです。

観光地としてにぎわう一方で、近年は世界的な気候変動などで池の陸地化や乾燥化が進み、ミズバショウの数が減少していることが問題となっています。

今回、市が取得を目指しているのは、いもり池の西側にある法人が所有する土地（約5,500㎡）です。この土地には池へ水を供給する水路が3か所ほどあります。もしこの土地が所有者によって土壌改良などが行われると水路が途絶えるなど、自然環境への影響が懸念されています。水路を含む土地が、動植物の自然環境を支えるための重要な場所であることから、市が土地を取得して公有化し、いもり池の水質保全のための管理を適切に行い、自然環境の再生につなげたいとしています。一方で市の財源のみでは十分な対応が難しいことから、土地の取得に必要な費用のうち400万円をクラウドファンディングで募っています。

期間は令和8年3月31日（火）までで、1000円から支援ができます。返礼品はありませんが、ふるさと納税としての税制優遇措置の対象となります。詳しくはホームページをご覧ください。あわせて、企業版ふるさと納税での支援も呼びかけています。企業版ふるさと納税については、妙高市ホームページをご覧ください。

妙高市 環境生活課SDGs推進室
「妙高市にとって、いもり池とそこに映る逆さ妙高の景色は誇るべきもの。この景色を守るために自然環境を整え、未来につなげていきたい。多くの方の支援をお願いしたい」