2025年7月10日
2025年7月10日 9:48更新
今年4月に直江津港佐渡汽船ターミナルに開校した通信制高校サポート校「ライトシップ高等学院」の生徒が、直江津港周辺のにぎわいにつなげようと、今月から10月にかけてイベントを開くことになりました。初回は7月13日(日)です。地元で親しまれた焼き菓子を復刻させて販売するほか、車を手洗いをするなどして訪れる人をもてなします。
イベントを開くのは、ライトシップ高等学院の生徒20人ほどです。地域の課題をビジネスで解決する方法を学んでいて、活動拠点になっている直江津港周辺のにぎわいにつながる事業を来年度以降に立ち上げたい考えです。
イベントは事業のニーズを探るためのもので、7月から10月まで開きます。内容はカフェの運営や洗車、ボードゲームなどを使った遊び場づくりです。
3日(木)は、初回のイベントを前に各チームが内容を発表しました。この学校では生徒が週に3日ほど地元の企業で働くことになっていて、 「洗車チーム」は、自動車会社で働いている生徒が手で洗う方法や洗剤についてほかの生徒に教えました。
洗車 練習の様子 写真提供:ライトシップ高等学院
洗車チーム
「水洗い、または洗剤を使った洗車を行う。お客様に満足していただけるよう、品質とスピードを意識して仕上げていきたい」
「カフェチーム」は、ターミナルがある港町のイベントなどでかつて提供されていた、ぽっぽ焼きの生地を鉄板で丸型に焼いた菓子を復刻させます。佐渡金山にちなんで「小判焼き」と名付けました。道具は町内会から譲り受けました。
試作の様子 写真提供:ライトシップ高等学院
カフェチーム
「ターミナルにわざわざ買いに来るという状況をつくり、港周辺ににぎわいをつくりたい。詳細な原価計算を行い、来年度以降の常設店舗の運営に向けて事業計画をつくっていく」
生徒
「地元にこんなローカルな菓子があったことを初めて知った。港町内の方々に喜んでもらい、町外の方にも知ってもらいたい」
発表を聞いた地元の人からは、期待の声が上がっていました。
直江津港周辺活性化協議会 高橋孝仁 会長
「私たちはこれまでターミナルでその日限りのイベントはしてきたが、それを定期的に続けることは人員的に難しかった。それを生徒が企画していると聞き、とてもうれしい。私たちもできることは協力するので、ぜひ頑張って港ににぎわいをつくってほしい」
イベントの初回は13日(日)です。イベントの詳細や開催時間など、詳しくはライトシップ高等学院のホームページをご覧ください。
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