2025年8月4日
2025年8月4日 10:47更新
能登半島地震で被災し、修復工事が終わった上越市仲町にある国の登録有形文化財「百年料亭 宇喜世」で、募集していた庭園の名前が「翠紅苑まほら(すいこうえん まほら)」に決まりました。どんな思いが込められているのでしょうか。
「百年料亭 宇喜世」の庭の名前は、親しみをもってもらおうと、6月中旬から1か月あまり公式LINEで募集し、県内外から88通寄せられました。「翠」を用いた名前が多く2つの候補を組み合わせて「翠紅苑まほら」に決まりました。
庭園にはモミジや赤い橋があり、「翠紅苑」は四季に合わせて葉が色づいたり、雪が降ったりと風景が変わるようすを楽しんでほしいという思いが込められています。また、「まほら」は人々が集う優れた場所のことです。
百年料亭宇喜世 大島誠 代表取締役
「50件くらい来ればいいと思っていたが、非常にありがたい。見て分かってもらえるような名前、口ずさみやすく 覚えやすい名前を選んだ」
写真提供:百年料亭 宇喜世
庭園は、能登半島地震で塀や石垣が崩れるなどの被害を受けたため、修復工事が行われ5月下旬に終わりました。
31日(木)は採用された2人の表彰式が「百年料亭 宇喜世」で行われました。
採用された人
「『翠のまほら』という名前で出した。赤い橋が素敵、緑に映える。小さいながら素敵な庭だと常々思っていた。地域の人に見てもらえる。いいこと うれしく思う」
庭園の名前が入った看板が今年の秋ごろ、通りに飾られ、オープニングセレモニーが開かれる予定です。
宇喜世では、庭園の名前が決まったことを祝い、特別メニューが8月いっぱい提供されています。
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