2025年9月30日
2025年9月30日 11:30更新
日本に郵便の仕組みを作った上越市出身の前島密の生誕190年を祝う会が27日(土)にリージョンプラザ上越で開かれ、記念式典のほか地元の中学生による太鼓演奏や創作劇が披露されました。
前島密の生誕190年を祝う会は、日本に郵便の仕組みを作るなどした前島の功績を多くの人に知ってもらおうと、実行委員会と上越市が開きました。
はじめに上越市立雄志中学校の生徒15人が太鼓の演奏を披露しました。
続いて記念式典が開かれ、前島密を讃える会の北風雄会長は「郵便以外にも北陸鉄道の社長を務めたことや陸・海運会社を設立するなど、前島密の多くの偉業を広めてほしい」とあいさつしました。
このあと、前島密の半生を題材にした創作劇が披露されました。医者を目指し、冬でも片道7キロを歩いて塾に通った10歳、蘭学医を目指し、江戸に旅立つ12歳、そしてペリー来航に衝撃を受け、国歌の防衛を志して政治などを学ぶ全国の旅に出る18歳を、市内の中学生3人がそれぞれ演じました。
10歳の密を演じた春日中学校 篭島碧緒さん
「何をするにも自分なりの意見を持って、すぐに旅に出て行動を示すところを皆さんに感じてもらいたい」
12歳の密を演じた雄志中学校 日向雅空斗さん
「何かを遂げたりするために自分自身が江戸に向かう勇気がすごいと思った」
18歳の密を演じた雄志中学校 杉浦照芳さん
「自分の全力を出すことができて良かった」
前島密生誕190年を祝う会は、12月21日から「JCVスペシャル」で放送します。
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