2025年10月20日
2025年10月20日 18:17更新
妙高市田切の妙高高原スカイケーブル山頂駅付近にあるコンサートホールに、使われなくなったカーペットやゴザを再利用したオブジェが飾られています。
提供:梅津幸三さん
歌うヘビと指揮者。素材は「カーペット」と「ゴザ」です。
作品が飾られているのは、今年7月に妙高高原スカイケーブル山頂駅付近にオープンしたアートや眺望などが楽しめる施設、「赤倉ヴィレッジスクエア」にあるコンサートホールです。制作したのは上越市清里区の梅津幸三さん(75)です。
材料には使われなくなったカーペットやゴザを使い、折って形を作ったあと自立させるために針金などを中に入れています。また釣り糸で縫い、形が崩れないよう工夫しています。
作品は会場のコンサートホールに合わせ、指揮者やことしの干支、「巳(へび)」の合唱団をはじめ、梅津さんが35年間、作り溜めた干支の「卯」や「亥」など合わせて13点あります。大きいもので高さは1.5メートルです。
作品は、踏まれ続けたカーペットやゴザを捨てるのではなく、「折って、加えて、美しく」立ち上がらせたいという思いから、「折加美(おりかみ)アート」と名付けられています。梅津さんは「捨てられるものを生かして愛情を加えている。作品を見ておもしろさや楽しさを感じてもらえたら」と話しています。
展示は10月31日(金)までです。会場に行くまではリフト代が必要になります。
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