2025年11月4日
2025年11月4日 16:52更新
日本に初めて綿花がもたらされた愛知県蒲郡市の繊維産業の復興に光を当てたドキュメンタリー映画「わたのまち、応答セヨ」の上映にあわせ、監督の岩間玄さんが高田世界館に2日(日)に訪れ、舞台あいさつで撮影秘話を語りました。
「わたのまち、応答セヨ」は愛知県蒲郡市でかつて盛んだった三河木綿をはじめとする繊維産業の復興に光を当てたドキュメンタリー映画です。地元のケーブルテレビ局「三河湾ネットワーク」が映画化に取り組み、元日本テレビのプロデューサ―で「電波少年」シリーズなどを手がけた土屋敏男さんと映画監督の岩間玄さんが蒲郡市で撮影に入りました。

2人は当初、まちの若者たちが東京ガールズコレクションに出展する姿を追いかけますが、本気度が足りないと戸惑いを見せていたところに、1人の三河木綿の職人と出会います。そこから情熱がまちの人たちにも広がり、やがて舞台はロンドンまで広がっていくストーリーです。
作り手も被写体も予想しなかった方向に進み、斜陽産業のモノづくり、まちづくりとは何か考えさせられる一作となっています。この日は岩間監督が高田世界館に訪れ、取材や撮影のエピソードを話しました。
「僕がその時どう感じて、職人たちを刺激をして、もっとこうした方がいいと言うことで、まちの温度が上がって、僕の体温も上がっていく。そういう作り方をいつも自分自身心掛けている。そうでないと自分自身がモノを作る意味がない。濃密なコミット型のドキュメンタリー映画だと思う」
岩間玄 監督
「蒲郡にこういう歴史があるなら、上越のまちにはどういう歴史と文化があって、どういう形で世界に誇っていけるのか、という再発見の一つのきっかけになると嬉しい」

三河湾ネットワーク 堀井 敦 代表取締役社長
「こんなに素晴らしい映画が撮れると思っていなくて、映画の中の軌跡は詳しくは言えないが、絶対に見て、損はしないので是非ご覧になってほしい」
映画「わたのまち、応答セヨ」は7日(金)まで高田世界館で正午から上映しています。
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