2025年11月20日
2025年11月21日 18:17更新
「蕎麦処 文ざ」を経営する妙高市栗原にある株式会社ゼニスが11月16日付けで事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことがわかりました。負債はおよそ9000万円とみられています。
帝国データバンクによりますと、ゼニスは1979年(昭和54年)に創業。2015年(平成27年)4月に法人改組された蕎麦店です。旧 中頸城郡中郷村で「蕎麦処 文ざ」として創業し、2011年に現在の本店に新築移転しました。
座席数は84席あり、上越妙高エリアで日本蕎麦の専門店としては最大規模でした。粗びきの蕎麦粉を使用した蕎麦本来の風味が味わえる店として評判で、コロナ禍前の年商は1億円を超えていました。
しかし、店舗建築などの設備投資による借入負担が重く、新型コロナの影響も加わって来店客数が減少。2021年3月期の年売上高はおよそ7000万円にまで低下しました。コロナ融資を導入してしのぐも収益は好転せず、厳しい経営環境を余儀なくされていました。
2025年に入ってから、借入金返済の計画などを盛り込んだ事業計画のもとで立て直しを図ったものの進捗せず、今年の夏以降は代表の体調不良もあって今回の事態になったということです。
負債はおよそ9000万円と見られていますが、今度変動する可能性があるということです。
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