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県が消雪パイプ地下水の適切な利用を呼びかけ

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県が消雪パイプ地下水の適切な利用を呼びかけ

2025年12月4日 9:20更新

上越地域は、この夏雨が降らない日が続き地下水の利用が増えたことで、水位が低下しています。今月1日現在、上越市高田の水位は去年の同じ時期より1メートルほど低い状態です。新潟県は、これから雪が降ると地下水の利用が増え地盤沈下が進むおそれがあるとして、上越市や妙高市と連携して適切な利用を呼びかけています。

上越市高田では、ことし２月の大雪の際、地下水の利用が増え、水位が最大11メートルまで下がりました。その後は回復傾向にありましたが、今年の夏40日間雨が降らないなど記録的な少雨となり、対策として行政や民間を含め市内のさまざまなところで地下水が利用されました。

　出典：新潟県環境対策課

その結果、夏に水位が下がり、今月になっても去年の同じ時期と比べて約1メートル低くなっています。こうした状況から県は、これから雪が降り地下水の利用が増えると地盤沈下が進むおそれがあるとして、適切な利用を呼びかけています。県がこの時期に地盤沈下の防止を呼びかけるのは初めてです。

地下水は地域の大切な資源です。以下3点に努めてください。
・雪が止んだら散水を止める
・勢いを必要以上に強くしない
・必要な所だけに散水する

高田城址公園の観測所では、地盤沈下を防止するため、地下水位の低下が5メートルになると「注意報」、7メートルになると「警報」を出して注意を呼びかけます。今後の降雪に備えて、　地下水の節水に努めてください。

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