2025年12月18日 16:26更新
上越市立水族博物館うみがたりで、妊娠していたバンドウイルカが16日(火)に出産しましたが、赤ちゃんはわずか8分後に死にました。
和田淳太 館長
「突然のことで驚きました。残念としか言いようがない」
うみがたりではメスのバンドウイルカ、推定20歳のメイビスが今年2月に妊娠しているのが確認されました。父親は同じ水槽で飼育されているアーチ、推定14歳です。
出産は来年1月の予定でしたが、予定よりも半月以上早い、16日(火)午前4時2分に出産しました。赤ちゃんはその8分後に死にました。
赤ちゃんはメスで、体重は14.6キロ、体長は1メートル13センチほどでした。体重は平均よりも5キロほど少なかったということです。
和田淳太 館長
「早く生まれてきてしまったことと、平均より小さかった。メイビスは初めての出産で、(子の)泳ぎのサポートなどができなかった。今のところ、メイビスの体調には異常は見られていない」
イルカの水槽には出産と赤ちゃんが死んだことを知らせる紙が貼られています。
年間パスポートを持ち、多い時は1週間に3回訪れるという市内の男性は「1月に生まれると聞いていたから楽しみにしていた。残念」と話していました。
開館してから7年、うみがたりでは初めての出産に向け、毎日メイビスの体温管理をしてきたほか、エコー検査を週1回してきました。また妊娠後、7月からはジャンプなどのパフォーマンスを控えるなどしてきました。
出産の兆候として通常は食欲がなくなる、体温が下がるなどがありますが、メイビスはほとんど見られなかったということです。
和田淳太 館長
「パフォーマンスの再開や次の繁殖は視野に入れているが、メイビスの体調を第一優先で計画していく」
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