2025年12月21日
2025年12月22日 9:25更新
刀や扇子を使い詩吟の節回しにあわせて舞う伝統芸能「剣詩舞」の全国コンクールが10月に行われ、上越市を中心に活動する藤尾流舞踊会の曽根瀬利香さんと上竹美聖さんが初優勝に輝きました。

会社員 曽根瀬利香さん

高田北城高校3年生 上竹美聖さん
上越市を中心に活動する藤尾流舞踊会のメンバー、会社員の曽根瀬利香さんと高田北城高校3年生の上竹美聖さんです。
剣詩舞の全国コンクールは10月に岡山県で開かれ、全国からおよそ100人が出場しました。曽根さんは「剣舞一般の部」に出場し、3度目で悲願の初優勝に輝きました。

大会では、課題曲の幕末の志士、坂本龍馬を表現した演舞を披露しました。会の代表、藤尾志寿輝さんによりますと、人物になりきって舞う表現力や刀や扇子を扱う動きの正確さが評価されたということです。

曽根瀬利香さん
「努力が報われて本当にうれしい。同年代はもっと芸歴が長い。不器用ながらにコツコツ、そこは苦労した。もっと自分の技術を高めていけたら」

また、上竹さんは「詩舞青年の部」に2年連続で出場しました。藤尾代表は、間の取り方や感情を入れた表現が評価され、優勝につながったと話します。

上竹美聖さん
「練習してきたことが100パーセント出せてよかった。扇を使う詩舞をやってきた。今後は剣舞も少しずつやっていけたら」

17日(水)は会のメンバーが上越市役所を訪れ小菅市長に大会の結果を報告しました。

藤尾志寿輝 代表
「すばらしい結果を残してくれた。師匠としてうれしい。市内で踊りを披露する機会を来年はつくっていけたら」
© Copyright (C) 2025 上越妙高タウン情報 All rights reserved.