2026年1月16日 15:26更新
上越市の西横山集落で450年以上前から続く小正月行事、15日(木)は「嫁祝い」に続き、夜にはフィナーレとなる「オーマラ」が行われました。
上越市西横山の小正月行事「嫁祝い」は、集落に嫁いで初めての正月を迎えた女性が子宝に恵まれることを祈る行事です。
ことしも集落に新婚の夫婦はいなかったため、地元の白山神社、岩片克己宮司の親戚で、去年の3月に結婚し市内に住んでいる神林僚太さんと美空さんの夫婦が参加しました。
集落の子どものほか谷浜小学校の3・4年生など、合わせて14人が花嫁を囲み、ヌルデの太刀を花嫁の頭の上で打ち鳴らし嫁祝いを歌いました。
♪男まけ子まけ
大の男の十三人
ひとつ祝いましょう
もひとつおまけに祝いましょう
神林美空さん
「家族や近所の方、地元の皆さんに来てもらい、温かいことばをいただいた。うれしい」
神林僚太さん
「小学生のことに2回参加したことがある。地域行事のありがたみ。結婚式も挙げていないので妻の着物姿も初めて見た。結婚の実感が湧き、幸せな気持ちになった」
参加した児童
「去年より天気がよく、やりやすかった」
日が暮れると、小正月行事を締めくくる「オーマラ」が始まります。西横山集落の男性が中心となり、ワラなどを縛り付けて、高さ6メートルほどのさいの神「オーマラ」を立ち上げます。
「オーマラ」は男性のシンボルとされていて、無病息災や子孫繁栄、五穀豊穣などの願いが込められています。
午後8時過ぎ、集落の男性20人ほどが手に持ったたいまつに火をつけました。
そして威勢よく「オーマラ、オーマラ」と声を出しながらたいまつを振り回し、お互いの頭を叩き合って厄を払います。
参加者
「前回参加したのが10年以上前。跡を継ぐためにUターンしてきた。最初は怖いが痛くなく、たまに熱いが楽しい時間だった」
「雨の予報が雨は降らなかった。風もなくて火のまわりもよく、良い小正月になった。ありがたい。町内だけでは人数が集まらない。皆さんの応援があって、オーマラができてよかった」
伝統の行事をひと目見ようと、会場には地元の人だけでなく、行事に合わせて帰省した人や集落に縁がある人などが集まり見守っていました。
訪れた人
「嫁祝いで娘を祝ってもらった。なにもかもが初めてで、いろいろな体験をして感動した。これを機に参加できたらうれしい」

「県外に引っ越してしまったが、思い入れがあり家族と見に来た。オーマラは幼少期から見ている。20歳になったら中に混ざって、オーマラの一員としてやりたい」
西横山小正月行事保存会 和瀬田仙二 会長
「素晴らしかった。半分くらい新人がいた。初めて出て、張り切って盛り上がった。若い人が頑張ってくれると、この先明るい。心配ない」
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