2026年2月10日
2026年2月10日 16:39更新
地元に愛されるグルメの数々を、店主、生産者、料理人などの“食の担い手”たちがリレー形式で紹介する「上越妙高うんまいもんリレー」。ひとつの料理、食材をきっかけに、次の人へバトンが渡され、地域の食文化を深掘りしていきます。見るだけでお腹が鳴る、思わず足を運びたくなる、知られざる「地元のうんまいもん」が続々登場します。

そば処木草庵(上越市牧区池舟2)
「絶品の手打ちそば」をキーワードに、割烹新柳からご紹介いただいたのは、高田市街地方面から国道405号を東に進み、牧ふるさと村の看板を目印に県道61号方面に曲がると見えてくる「そば処 木草庵」です。

茅葺屋根の古民家で本格ソバが味わえるそば処木草庵。中に入ってみると、古き良き時代の趣きを感じる、どこか懐かしく心安らぐ空間。この建物はいつからあるのでしょう?

理事長 上原 正彦さん
「牧区の中に『鷲尾』という地区がある。そこから移築したもの。昔の庄屋さんの家なので、古いことは古い。もう200年くらいは経過している建物だと思う」

実はこの建物、牧村と上越市が合併する際に、存続が危ぶまれたのだそうです。
「誰も継ぐ人がいなくてほったらかしにしていれば、荒れちゃうから取り壊しになっていたと思います。(そばは)もともと牧村でやっていた事業で、(牧村と上越市が)合併するというので、市で手放すのもったいないので、誰か継ぐ人がいればそのまま継続してやりたいということで。せっかくこの造りと建物があるのに、なくしてはもったいない。私はもともと飲食の経験が10年くらいあったものですから、最初の5年ほどはほかで働きながらやっていたが、そばを打っていた方が高齢で打てなくなった。せっかく立ち上げたのに5年でつぶしてはもったいないので、会社を辞めて続けることにしました」

手打ち天ざるそば 1400円(税込)
そんなお店のイチ押しメニューはこちらです。年中、自然薯をつなぎに使っているのが特徴です。

のど越し、歯切れ、風味も良く、おいしいそばです。

使用しているそばの実は上原さん自身が育てているほか、足りなくなったら牧区の地元農家から買い足しています。
実際にそば打ちの様子を見せてもらいました。

まず、製粉機でソバの実を引いて、そば粉にします。

次に自然薯を擦り、そば粉と合わせます。この自然薯には卵を入れています。そば粉と自然薯がよく混ざり、滑らかになるまで練り続けます。

ひとつにまとまったら生地を伸ばす作業です。初めは両手の平に収まるサイズだった生地が、のし板からはみ出るくらいまで大きくなります。

それを折りたたみ、細く切ります。

最後にたっぷりのお湯で茹で、冷水で締めれば、ソバの完成です!

さて、みなさんも自分でもそばを打ってみたいと思いませんか?
「電話をいただければ1人でもそば道場をしている。ここで提供しているそばとまったく同じ作り方で作ってもらっている。めったにできない経験ですから、とにかく楽しくやっていただければいい」

牧区の食材を使った絶品のそば。食べるもよし、打つもよし。ぜひ、足を運んでみてください。
そば処木草庵が紹介する次のうんまいもんのキーワードは「おいしい味噌」です。次はどんなうんまいもんが登場するのでしょうか?
※ご覧の記事は、JCVの地域情報番組「Jump」のコーナーで2026年2月4日に放送した内容です。
そば処 木草庵(そばどころ きそうあん)
■住所:上越市牧区池舟2
■電話:TEL025-533-5017
■営業時間:11:00~13:30
■定休日:火・水曜
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