2025年6月26日
2017年3月13日 17:25更新
上杉謙信愛用の太刀で上越市が3億2000万円で購入する方針の国宝「山鳥毛」について、税金の使い方を考えるフォーラムが先日開催された。この中で出された意見を議会で役立ててほしいと、主催した市民団体が上越市議会の内山米六議長に議事録を手渡した。
(13日 議事録を内山議長に提出)
提出したのは「山鳥毛」の購入について税金を使うか考えるフォーラムを開催した市民有志でつくる実行委員会。先月開かれたフォーラムには村山市長を含む約100人が出席し意見を交わした。フォーラムの議事録は45ページに及び、購入について当日に実施されたアンケートの結果も掲載されている。
アンケート結果によると、回答があったのは88人。
募金、寄付金の額にかかわらず、「全額税金で買うべき」が9票、「募金、寄付金、税金で購入してもかまわない」が46票、「募金・寄付金のみで購入してもかまわない」が23票、「山鳥毛の購入は一切不要だ」が10票。税金で購入することを認める人の割合が6割にのぼった。
実行委員会の今井委員長は山鳥毛の購入について「まだ知らない市民もいる。賛成、反対のどちらが正しいということはない。議事録を読んでほしい」と話した。
議事録を受け取った内山議長は「賛成、反対の人がいっしょに議論することが大事。一般質問の参考になれば」と応えていた。
議事録は村山市長と山鳥毛の購入を担当する上越市教育委員会にも提出された。
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