2025年6月26日
2019年10月27日 9:00更新
高田城の模型づくりに取り組んでいる上越市の丸山秀一さんがこのほど、古文書にもとづいて城の御門などを復元し24日メディアに披露した。
これが今回復元された御門(ごもん)の模型。幅27cm、高さ20cm、スケールは50分の1だが、本丸につながる御門の迫力が伝わる。
この他、多門櫓(たもんやぐら)や土塁の枡形(ますがた)などが復元された。
作ったのは高田城復元ネットワーク検討委員会のメンバー、丸山秀一さん。丸山さんは5年前の高田城開府400年にあわせ、三重櫓の模型を作っていて、その後も全体の復元をめざして模型を作ってきた。
丸山さんは「材料は屋根が竹ひご、ほとんど厚紙。会社から帰って毎日2時間ずつコツコツ作った」と。最も苦労したのは城のイメージづくりだった。
これは、丸山さんが新発田図書館で見つけた高田城の古文書。
江戸時代中期に描かれた見取り図とされ、今回の復元に役立ったということ。
丸山さんは「ここまで来たので枡形の奥にある本丸御殿を作り、こういう建物があったことを知ってもらい、高田の観光や上越市の発展につなげてほしい」と話している。
模型は、三重櫓をふくめ全体の3割程度が復元された。高田城復元ネットワーク検討委員会では、来年2月に開く、城をテーマにしたトークショーの会場でこの模型を展示、公開することにしている。また、要望があれば模型の貸し出しに応じる。
委員長「残念ながら高田城が続日本百名城に選ばれたことを知らない人がたくさんいる。後世の子や孫につなぐものとアピールしたい」と話している。
トークショーは、城マニアでもある落語家の春風亭昇太師匠と考古学者の千田 嘉博さんをゲストに来年2月16日、オーレンプラザで開かれる。詳しくは、高田城復元ネットワーク検討委員会までどうぞ。
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