2026年3月8日 11:00更新
地元に愛されるグルメの数々を、店主、生産者、料理人などの“食の担い手”たちがリレー形式で紹介する「上越妙高うんまいもんリレー」。ひとつの料理、食材をきっかけに、次の人へバトンが渡され、地域の食文化を深掘りしていきます。見るだけでお腹が鳴る、思わず足を運びたくなる、知られざる「地元のうんまいもん」が続々登場します。
松風園 藤作(上越市中央5丁目12-18)
「直江津の老舗料亭」をキーワードに、前回の平八から紹介してもらったのは上越市中央5丁目にある「松風園 藤作」です。
100年以上の歴史を持つ老舗料亭「松風園 藤作」。詳しい創業年数は分かっていませんが、少なくとも明治時代以前から続いているそうです。長年地元から愛され続ける理由は?
松風園藤作グループ社長 笹川豪太さん
「お店の造りなどが時代に合わせて変化していったところではないでしょうか。
大正時代の建物
昭和時代、平成時代の建物
大正時代は洋館造りに、昭和や平成になったら和の造りに、そして10年前に建て替えて今の造りになりました。
現在の造りの特徴はすべてワンフロアでバリアフリー。年齢層の高い方にも気軽に入っていただけるお店づくりを心がけています」
その一方で、料理は創業以来一貫して和食を提供しています。建物が洋風造りになったときでも、洋食は提供せず、時代に合わせて若干の変化はしているが、和食という基本的な軸を変えることはありませんでした。
建物の造りは変わっても、伝統の味を守り続けている料亭。同店の和食にはあるこだわりがあります。
松風園藤作料理長 君島吉明さん
「野菜も魚もなるべく地元のものを使っています」
「地元のものだと生産者の顔が見える。魚であれば漁師さんの顔がわかるので安心できます。野菜は近くで採れるので新鮮な状態ですぐに届く。新鮮だから使わせていただいているのと、安心ということも使っている理由の一つです。おいしい状態をお客様に食べていただけるのが一番だと思っているので、なるべく野菜が一番おいしい状態で出せるように調理をしています」
特別ランチ 3850円(税込)
おすすめは「特別ランチ」です。
魚は能生漁港から獲れたてのものを仕入れて使用。
アマエビ、タイ、ヒラメはお刺身で。タイは焼きもので提供しています。
野菜は地元で採れた雪下ニンジンやフキノトウを使っています。
デザートに雪下ニンジンを使用しています。食材に甘みがあるため、砂糖を使うのはほんの少しだけ。
もちろん、コメも地元で栽培されたものを使っています。
地元食材に対する愛を感じます。
同店では小学校へ出向いて地産地消の材料を使ったお膳を作るという授業のお手伝いもしています。
君島吉明さん
「小学生が組んだ献立を見て、少し添削しながら調理実習まで一緒に携わらせていただいて、回を重ねるごとにどんどん上達するのが見えて、すごくこちらも勉強になりました」
笹川豪太さん
「子どもたちが中心になって献立を全部考えてもらって、それに我々があくまでちょっと手助けをするだけ。それでもどんどんよくなっていきます。日本料理の良さを地産地消も含めてわかってもらえれば…。そして、上越のごはんの美味しさなどを忘れないでいてほしいと思います」
和食の良さ、地元食材の魅力を子どもたちと一緒に次の世代へ繋いでいけたら素敵ですね。
松風園藤作が紹介する次のうんまいもんのキーワードは「高田の老舗お菓子屋さん」です。次はどんなうんまいもんが登場するのでしょうか?
※ご覧の記事は、JCVの地域情報番組「Jump」のコーナーで2026年3月4日に放送した内容です。
松風園 藤作
■住所:上越市中央5丁目12-18
■電話:TEL025-543-2154
■営業時間:昼:11:30~14:00(料理L.O.13:30・ドリンクL.O.13:30)/夜:17:30~21:30(料理L.O.20:30 ドリンクL.O.21:00)
■定休日:月曜
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