2026年3月30日
2026年3月30日 17:35更新
地元に愛されるグルメの数々を、店主、生産者、料理人などの“食の担い手”たちがリレー形式で紹介する「上越妙高うんまいもんリレー」。ひとつの料理、食材をきっかけに、次の人へバトンが渡され、地域の食文化を深掘りしていきます。見るだけでお腹が鳴る、思わず足を運びたくなる、知られざる「地元のうんまいもん」が続々登場します。
天ぷら 若杉(上越市西城町2-3-33)
「ご当地名物生みの親」をキーワードに、前回の大杉屋惣兵衛 お馬出し店から紹介してもらったのは上越市西城町にある「天ぷら 若杉」です。
提供される食材は、ほとんどが上越産。そこにはあるこだわりがあるといいます。
代表 佐藤巌さん
「おいしいものは採れたてのところで食べるのが一番おいしい。その点、上越は海も山もあって季節ごとにおいしいものが出るので、そういうものを使っていきたい。山菜などがこれから多く出てきますので、皆さんご存じの食材はもちろん使いますけど、そうでない品物をいろいろ採ってきて、(市外のお客様にも)アピールしたい。山菜といってもフキノトウやウドは有名だが、聞いたこともない山菜も出している。ここに来れば知らない食材を食べられるし、そういうものでいかに楽しさを出すかが、また来てもらえるきっかけになると思っている」
カウンター席では、目の前で調理の様子を見ながら、揚げたての天ぷらを楽しめます。
この日は予算3500円でおまかせを注文してみました。
こちらは車海老の天ぷら。頭は濃厚なエビ味噌の香りとサクサクとした食感が楽しめ、身はプリプリとして引きしまっています。
次はホタテの貝柱に海苔と大葉が巻いて揚げるホタテ。こちらはレモンと塩で食べます。
アスパラも塩で食べると食材そのものの味が存分に楽しめます。
こちらはフキノトウ。口に入れた瞬間、フキノトウの苦さが広がり、春の訪れを感じさせます。
する天 1200円(税込)
ところで、天ぷら若杉さんといえば、元祖「する天」の店。そもそも、なぜ「する天」を作ったのでしょう?
「昔はよく小正月にどんど焼きでスルメを焼いたりした。スルメが残った時にどうするかとなった時に、当時の主婦の方は水に戻して柔らかくして、野菜と一緒にかき揚げにしてご飯のおかずにして食べた。それまではスルメの天ぷらだったが、『する天』と名付ければ、もっといろんな人にもわかってもらえるという願いで作りました」
ここまで多くの人に知られるまで苦労はあったのでしょうか?
「なんでもそうですけど、歌だったら歌い続けないと皆さんに知られない。する天を作ったなら、もっと一生懸命皆さんに知ってもらう努力をしないと知ってもらえない。全国区にしたいという思いがあって、東京や横浜、京都へ行ったりしました。特に大変ではない。ただ一生懸命売りたいだけで、皆さんと一緒に共有できればと思って、それが一番ですよね」
上越市の郷土料理「する天」。1人の料理人の奮闘から生まれた名物だったんですね。
天ぷら若杉が紹介する次のうんまいもんのキーワードは「雪室商品にこだわったお店」です。次はどんなうんまいもんが登場するのでしょうか?
※ご覧の記事は、JCVの地域情報番組「Jump」のコーナーで2026年3月25日に放送した内容です。
天ぷら 若杉
■住所:上越市西城町2-3-33
■電話:TEL025-525-5627
■営業時間:11:00〜14:00(L.O. 13:30)/17:00〜21:00(L.O. 20:30)
■定休日:日曜
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