2025年6月3日
2019年12月6日 8:50更新
上越市の村山市長は4日、若手農家との対話集会を開き、地域農業のこれからについて意見を交わした。市長との対話に臨んだのは、20代前半から30代までの農業後継者で作るグループ「ひかり」の8人。メンバーは、農業に従事するだけでなく、自分たちで育てた野菜を使った料理教室の開催やイベントへの出店など、精力的に活動している。
メンバーは農家の現状やこれからの展望について、市長と意見を交わした。
そのうち、浦川原区にあるヤギ牧場ファーミーランドの梨本恵未莉さんは、上越では初めてとなるヤギのチーズ製造を目指していることを話し「ヤギのチーズは県外にあるが、上越では初めになる。やりたい気持ちはあるが設備投資などお金の問題あるため踏み切れない」と現状について話した。これに対し村山市長は「上越地域にある廃校の給食室を使ってチーズづくりできないか」と提案した。
また、頸城区で野菜の露地栽培にとりくむ上野千一さんは、若手農業者を多くの人に知ってもらうためのアイデアについて話し「上越地区で作られる農畜産物を市などと共同でPRして、魅力ある上越の農畜産物を発信してもらいたい」と市長に要望した。
村山市長は「皆さんの頑張りが、地域農業を盛んにし、次の世代が農業をやることにつながると思う。頑張ってほしい」と励ました。市では今回の意見を今後のまちづくりに活かしていく方針。
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