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昔取った杵柄、いまだ健在  細縄手ない大会

昔取った杵柄、いまだ健在  細縄手ない大会

かつて上越市牧区で盛んにつくられていた細縄を手でなうイベントが、24日牧区の深山壮で開かれた。

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細縄は、稲ワラでつくる太さ4ミリほどの縄だ。牧区では、高収入が得られることから農家の冬の副業として戦前から盛んにつくられてきた。イベントは、今では触れる機会が少なくなったワラに親しんでもらおうと棚広新田農家組合が去年から開いている。

2年目の今年は、昔、縄を作っていたという地元の人や初心者など15人が参加した。

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イベントでは、地元のベテランと牧区以外から参加した初心者に分かれ15分間で縄をない、長さを競った。

地元のベテランでも手で縄をなう機会はほとんどないというが、そこは経験がものを言う。手早く縄をなっていく。

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 ベテランの参加者は「コツはワラが滑らないように手を濡らすこと。」「昔はどの家でもワラを作った。冬期間の一番の収入源だった」と昔を懐かしんでいた。

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一方、初心者は地元の人から教えてもらいながら悪戦苦闘していた。

縄ない初体験という参加者は「手が動かず難しい。出来上がった縄は家に飾る」と話していた。

結果、初心者の部で一番長かったのは10メートル60センチ。ベテランの部では17メートル17センチだった。

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主催した棚広新田農家組合の佐々木芳延組合長は、「次回は縄だけでなくワラで民芸品やしめ縄を作るイベントも開きたい」と話していた。

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