2025年05月12日
2025年01月17日 11:22更新
食品やせっけんなどに幅広く使われている界面活性剤を学ぶ授業が16日(木)、上越市立八千浦小学校で行われ、児童がハンドソープづくりに挑戦しました。
この授業は実験を通して化学の楽しさを知ってもらおうと、上越市の第一工業製薬大潟工場が10年以上前から毎年、行っています。
参加したのは八千浦小学校の6年生24人です。はじめに第一工業製薬の職員から界面活性剤の特徴について説明を受けました。界面活性剤は本来、混ざらない水や油を 混ぜるための役割を果たします。石鹸、ハンドクリーム、木工用ボンドなど、身近な製品に幅広く使われています。
職員は「洗剤がなぜ汚れを落とすのか。それは界面活性剤が入っているから」と説明しました。
このあと実験を通して界面活性剤を使って汚れを落とす仕組みなどを学びました。
これは赤い色水と透明な油が入った容器です。水と油が分離しています。ここへ界面活性剤を加えます。
水と油の性質が変わり混ざりました。洗剤やせっけんはこうした界面活性剤の性質を生かし、汚れを落としています。
このあと、界面活性剤に食塩水を交ぜて、ハンドソープづくりを体験しました。
児童
「界面活性剤がいろいろなところで役立っていることを知った」
「モモとオレンジの香りにした。手を洗ったりしたい」
第一工業製薬 大潟工場 南保智也総括課長
「理科の実験の楽しさを感じてもらいたい。最後のハンドソープ作りは、匂いをいろいろ混ぜたり、楽しそうにしていたのでやって良かった」
ハンドソープは児童が持ち帰り、自宅で使うことにしています。
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