2025年04月28日
2025年04月29日 11:00更新
上越海上保安署ではマリンシーズンが盛んになるシーズンに向けて、海でのサザエやアワビなど密漁の取締を強化します。近年はレジャー感覚で「自分で食べるぶんだけなら大丈夫」と、密漁してしまうケースが多くみられるということです。
密漁されたサザエ(提供:上越海上保安署)
同署によりますと、例年マリンレジャーが盛んになる5月の大型連休や7月から9月頃を中心に、サザエ、カキ、アワビ、ワカメなどの密漁が多発しているということです。海上保安署では地元漁業関係者からの要請を受けて、糸魚川市、上越市、柏崎市の海岸で取締りをしています。
密漁されたワカメ(提供:上越海上保安署)
去年は4月から9月までの間に水産物の違法採捕の疑いで31人が検挙されました。前の年に比べて7人増えました。県別の内訳は新潟県7人、埼玉県7人、長野県8人、群馬県3人、そのほかが6人でした。なかには複数人で1度に913個のサザエを密漁したケースもありました。
密漁されたサザエ(提供:上越海上保安署)
令和6年(4~9月)に管内で押収された漁獲物は以下の通りです。
■サザエ 2203個(126キログラム)
■カキ 22個(3.7キログラム)
■アワビ 6個(1.46キログラム)
■ワカメ 5.68キログラム
サザエやワカメなどを採捕した場合は漁業法違反で罰金100万円以下、アワビやナマコ、シラスウナギなど特定水産動植物を採捕した場合は3年以下の懲役、または3000万円以下の罰金が科せられることになっています。
上越海上保安署では、今後も地域の漁業者や関係機関と連携協力して徹底した監視取締りを行っていくとしています。
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