2025年05月03日 06:35更新
上越市頸城区百閒町にある「くびき野レールパーク」の一般公開が今月5日(月・祝)から始まります。
くびき野レールパークは、昭和45年まで運行していた頸城鉄道の列車8両を保管しています。当時の新黒井駅~浦川原駅の間およそ15キロを運行しており、蒸気機関車のコッペル号やディーゼル機関車などがあります。年に4回一般公開がされ、今年度最初の公開が今月5日(月・祝)から始まります。
一般公開に向けて、NPO法人「くびきのお宝のこす会」は先月下旬から準備にあたっています。メンバーは30人ほどで、地元の人をはじめ関東地方から手伝いに活動する人もいます。
300メートルのレールの状態を確認したり、枕木の交換をした後、レールの高さや幅が合っているかなどを、専用の機械を使いながら確認します。頸城鉄道のレールは、JRと規格が異なり、幅が30センチほど狭い762ミリで、ミリ単位で調整します。
年に数回開始している一般公開には、年間1800人ほどが訪れ、地元をはじめ全国から来る鉄道ファンなどが写真を撮影するなどして楽しんでいます。
5日(月・祝)のディーゼル機関車の乗車体験では、30分間隔で100人ほど乗れます。そのほか、車庫の隣にある資料館では、市内で活躍する音楽家によるコンサートが去年に続いて開かれます。イベントは、午前9時から午後3時まで、入場無料です。
くびきのお宝のこす会 西山 義則 代表
「見て触って乗って楽しめる。楽しみ方はそれぞれ自由。せっかく昔の車両を保存してある。歴史に触れたり、それぞれ自分に合った楽しみ方をしてもらえれば」
関連記事
■くびきレールパーク こどもの日に特別公開
© Copyright (C) 2025 上越妙高タウン情報 All rights reserved.