2025年05月07日 17:24更新
上越市中ノ俣集落の氣比神社では五穀豊穣や無病息災を願う春の例大祭が3日(土)に開かれました。
かつては5月3日に神輿渡御、4日に里神楽をしていましたがコロナ禍で中断したのをきっかけに、去年から神輿渡御と里神楽をそれぞれ1年おきに行っています。
今年は6年ぶりの里神楽で、谷浜小学校5年生の三浦沙寛さんが舞を披露しました。三浦さんは、谷浜小学校などで里神楽を指導している氣比神社宮司の岩片克己さんから舞を教わりました。
谷浜小学校5年生 三浦沙寛さん
「最初緊張した。踊り切ったら達成感があった。2人の舞を合わせられたらいい。(里神楽)下の世代につなげて続けてほしい」
また、村人を襲った猫又と呼ばれる妖怪を村の男が退治する寸劇「猫又伝説」が披露されました。
中ノ俣集落は上越市西部の中山間地にあります。少子高齢化の影響で集落の住民は減り続けていますが、例大祭に合わせて出身者やその家族などが帰省して祭りの準備を手伝うなど、支えもあって祭りが続いています。
訪れた人
「毎年やってくれていることがありがたい。小さい頃は見ている側だった。祭りに直接関われていることが嬉しい」
氏子総代 石川正一さん
「集落をどのように次の世代へつなぐかが大きな課題。来てくれた人の笑顔を見ていると続いていきそうだと感じる。継承していく次の代の人たちがやってくれるのは感無量」
© Copyright (C) 2025 上越妙高タウン情報 All rights reserved.