2025年5月29日
2025年5月30日 6:00更新
上越市安塚区細野集落と20年以上交流している群馬県高崎経済大学の学生が、24日(土)に細野集落で田植えを体験しました。
田植え体験をしたのは、群馬県高崎経済大学で都市や農村の地域振興を学んでいる地域政策学部の3、4年生と卒業生のあわせて13人です。
一行は地元の農家など6人から教わりながら、田んぼおよそ8アールにコシヒカリの苗を植えました。田んぼは耕作放棄地だった場所を借りています。
学生
「地域の暮らしや地域社会について考えている。こういう経験は貴重」
「なかなか田植えができる経験はない。やってみたいと思った。足をとられて難しい」
この後、地元の人たちが作ったサバ缶入りのたけのこ汁や山菜の天ぷらなど郷土料理を味わいました。
学生
「作業を頑張った後なのでいつもの倍おいしい」
「普段関わることのない年代の人たちと話せて楽しい」
細野集落と高崎経済大学の交流は、21年前の2004年から始まりました。きっかけは大学の教授が研究会に合わせて細野集落を訪れたことです。当初は学生が夏にゼミの合宿で訪れていましたが、その後交流が深まり、今では田植えから刈り取りまでのコメづくり体験をはじめ、さいの神への参加、冬のイベント「灯の回廊」の準備を手伝うなど1年を通して訪れています。
細野集落では少子高齢化が進み、大学との交流が始まった21年前は25世帯でしたが、いまは15世帯に減っています。耕作放棄地も増えるなか、丸山さんは大学との交流が集落の活気につながっていると感じています。
細野集落に住む丸山新さん
「若い力を借りて地域をもり上げる。これが1番意義のあること。永住定住しなくてもしなくてもいい。交流を通じて卒業しても次の年に来てもらえるのが良い」
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