2025年6月2日
2025年6月1日 11:00更新
サイクリングを楽しみながら訪れた地域の歴史や文化、習俗などに触れ、一緒に観光も楽しむサイクルツーリズムがいま注目を集めています。新潟県では地域の魅力を知ってもらおうと自転車を活用した観光に力を入れていて、28日(水)妙高市でサイクリングガイドの体験講習会が行われました。
新潟県は新たな観光のスタイルとしてサイクリングと観光を組み合わせたサイクルツーリズムに注目し、推進に向けてサイクリングガイドの育成に取り組んでいます。28日(水)は上越地域振興局の主催で妙高ふれあいパークでサイクリングガイドの体験講習会・基礎編が行われ上越地域から10人が参加しました。
参加者
「もともとサイクリングが好き。地元にサイクリングロードがある。それを生かしていけることをやりたい。景色をゆっくり見れるところは車とまた違った醍醐味がある」
「インバウンドが多い。海外の人が夏に観光で来た時、サイクリングツアーをやっていきたい」
講師を務めたのは、まちづくりサイクルアドバイザーの小口良平さんです。小口さんは自転車冒険家として世界162か国をまわり、現在は自転車まちづくりアドバイザーなどで活躍しています。
講習会では、ルートの決め方や天候の判断、走行時の安全な引率方法、突然のトラブルに備えた野外救急などを学びました。また実際に自転車に乗って集団走行をしました。
講習会のなかで小口さんは「最初の休憩ポイントでは水分補給とトイレが必須。ここでは自転車のチェックと健康チェックを行う」と話しました。
参加者
「今までやったことがないことがたくさんあった。意識的に合図をすることも普段からやっていないとできない。習慣化してやっていかないとと思った」
参加者
「普段そうこうしているのと客を連れて引率するのは全く違う。2段階右折も歩道に入ったときに、どこで車道に合流するか、そういう判断をとっさに求められるのが難しい」
まちづくりサイクルアドバイザー 小口良平さん
「地域が受け入れ側になる。その受け入れ先になるガイドはまちを作る中では必要。ガイドが客を連れてくることは、まちを元気にしていくこと。自転車が人々をつなぐ役目があるのでガイドは地域を守るガーディアンでありコンシェルジュであることを期待したい」
上越地域振興局 玉井宣雄さん
「自転車の強みは歩くより遠くに行ける、車より色々なところ立ちに寄れることが自転車旅の強み。その強みを生かすには地元をよく知るガイドに案内してもらうほうがより楽しめる。また安全に色々なところが回れる点でもガイドが重要」
講習会は28日(水)と29日(木)の2日間行われ、参加者には修了証が手渡されたということです。
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