2025年6月10日
2025年6月10日 9:57更新
上越市中郷区岡川にある水の守り神「天水分神」が祀られたほこらで8日(日)、五穀豊穣を願う行事が行なわれました。
この行事は上越市中郷区の八斗蒔、四ツ屋、岡川の3つの町内が毎年合同で行っています。今年は地元の16人が参加し、陸上自衛隊 関山演習場の奥にある「天水分神」が祀られたほこらを目指しました。
演習場の入り口から10分ほど車で移動したあと、車を降りて山道およそ800メートルを草刈りをしながら進みました。
およそ2時間後、ほこらに到着すると周りを掃除してからお参りしました。
参加した集落の住民
「今年は大雪で雪解けが遅くなった。いつもより草の伸びが小さかった。自分は毎年自然の中で変化を見るのが楽しみのひとつ」
「毎年行っているこの行事は大切。皆さん和気あいあいと楽しんでやっている」
周辺の集落ではかつて農業用水として主に渋江川を利用していましたが、水不足に悩まされていました。
このため、地元の人が水の守り神「天水分神」を祀ったほこらを建てました。
ほこらには大正14年と刻まれています。
地元の人たちは、ほこらの近くにある沢で水をくみ、水が枯れないよう願いを込めて近くを流れる渋江川の源流に注いでいます。
八斗蒔町内 古川晶茂 会長
「今は農家の人が減っているが、みんなで盛り上げて大事なことを守っていきたい。若い人にも来てもらって何をしているか体験してもらえれば見方が変わると思う」
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