2025年6月14日
2025年6月12日 17:00更新
今週8日(日)から始まった「危険物安全週間」に合わせ、上越市南本町の化学工場で11日(水)、火災を想定した訓練が行なわれました。
訓練は絶縁材料などを作っている有沢製作所の化学工場から出火した想定で行われました。
参加したのは有沢製作所の社員と上越南消防署の隊員、合わせておよそ60人と、消防車両6台です。はじめに工場の炉から火が出て社員が消防署に通報しました。また、社員が持ち運びできるポンプを使って工場の外壁に放水しました。
このあと消防が現場に到着し、隊員2人がホースを持って火元の炉に向かいました。
火元の隣には、化学薬品が保管されている建物があります。訓練では水のカーテンを作り、延焼を防ぐ手順も確認しました。有沢製作所では今回のような大規模な訓練を年に1回、部門ごとに消火や避難の訓練を月に1回行なっています。
有沢製作所 池田和美 執行役員
「協力してスムーズにシナリオ以上に実施できた。こういった訓練や無災害を重ねて信用と信頼を築いていければ」
上越南消防署 小林功和 消防署長
「大きな工場で火災が発生した場合、情報共有が必要。連携を強化した。年間通じて使用されるもの(危険物)はガソリンが多い。性状、特製を理解し取り扱う機械の正しい使い方の確認を」
危険物安全週間は14日(土)までで、期間中に上越南消防署管内の工場や事業所合わせて8か所で消防訓練が行われます。
© Copyright (C) 2025 上越妙高タウン情報 All rights reserved.