2025年7月1日 20:02更新
上越市柿崎区で栽培された小麦の収穫が27日(金)に行なわれました。この小麦で作ったパンやクッキーは今年11月、上越市南高田の小竹製菓で販売されます。
小麦を収穫したのはパンやクッキーの製造・販売をする小竹製菓です。原料になる小麦のほとんどを輸入に頼るなか、安全安心な食品を作ろうと6年前から柿崎区で小麦を作っています。
今年も下小野の畑およそ25アールで、地元の農家田中基輝さんに委託して栽培しました。
畑の広さは去年の2倍で品種は寒さや病気に強いとされる「ゆきちから」です。去年の秋に種をまき例年通り収穫の時期を迎えました。
収穫には小竹製菓の従業員のほか、職業体験をした上越市立城北中学校2年生の青山佳樹さんと齋藤大智さんも参加して、鎌を使って手刈りしました。
城北中学校2年生 齋藤大智さん
「麦を刈るのはやったことなかった。小麦がおいしいパンになったら良い」
城北中学校2年生 青山佳樹
「上越は小麦がなりにくい環境。たくさんできているのはすごい。(職場体験で)小竹製菓に来て小麦の収穫ができて貴重な体験をした」
このあと、田中さんが残りの小麦をコンバインで刈りとり、全部でおよそ600キロを収穫しました。収穫量は去年の2倍です。
農家 田中基樹さん
「(春の生育は)遅かったけど。(ことしの出来は)例年並みでいつもと変わらない。収穫できてよかった」
小竹製菓ではこの小麦でパンやクッキーを作り、今年11月に店の新麦フェアで販売します。
小竹製菓 小竹孝雄社長
「安心や安全を考えたら目の前にできているものこの土地でできた。この土地ならではのパンやお菓子を食べてほしい」
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