2025年7月10日
2025年7月10日 16:00更新
来年の春、就職を希望する高校3年生を対象にした企業の合同説明会が、9日(水)と10日(木)にリージョンプラザ上越で開かれました。今年の求人倍率は2.7倍と依然高い水準で、売り手市場になっています。
説明会は、就職を希望する生徒に地元企業の概要や魅力を伝えようとハローワーク上越が毎年この時期に開いています。今年は2日間で延べ1000人あまりの高校生が訪れました。
参加企業は、去年とほぼ同じ地元の184社と5つの官公庁です。
生徒はそれぞれのブースをまわり、担当者から説明を聞いたり質問したりして、希望に合う仕事を探していました。
参加企業からは「若いエネルギーを持った人に来てほしい」、「チャレンジを恐れない人に来てほしい」といった声が聞かれました。
高校生に対する企業側の求人票は6月1日から出されています。
ハローワーク上越によりますと6月末時点での管内の新規高卒者への求人は1150人で、これに対し高校生の就職希望者は去年より1割ほど多い425人です。求人倍率は2.7倍と売り手市場が続いています。
この点についてハローワーク上越の小林康夫所長は「進学希望者のうち、専門学校の希望者が減っている。その分が就職希望に流れているようだ。去年、おととしと求人状況が良かったので、先輩の進路を見ての動きではないか」と見ています。
参加した高校生
「給料など聞きにくいことも話してくれたので検討しやすい。長く続けられる仕事を探したい」
「知らなかった情報が分かって良かった。やりがいのある会社を選びたい」
今後、高校生は、求人情報をもとに夏休みの間に企業を見学するなどして志望先を絞り込みます。
ハローワーク上越の小林所長は「求人票を見ただけではイメージをつかみにくい。次のステップとして会社を見学してほしい。見学すると動画や文字だけでは分からない雰囲気などがつかめる。」と呼びかけていました。
高校生の採用選考は、9月16日からはじまります。
© Copyright (C) 2025 上越妙高タウン情報 All rights reserved.