2025年7月18日
2025年7月18日 17:52更新
去年8月、上越市のなおえつ海水浴場で波に流された海水浴客を助けようとした管理員が溺れて亡くなりました。この事故を受けて18日(金)、なおえつ海水浴場で初めて水上バイクを使った救助訓練が行われました。
訓練にはなおえつ海水浴場の管理員やなおえつ浜茶屋組合員など10人ほどが参加し、海水浴客が離岸流で流された想定で水上バイクを使って救助が行われました。
去年8月、この海水浴場では波に流された海水浴客を助けようと管理員が海に入り溺れて亡くなる事故がありました。この事故を受けて水難救助に初めて水上バイクを導入することになり、上越市がなおえつ浜茶屋組合に業務を委託しました。
上越市観光振興課 小関政明係長
「今年度水上バイクを使った救助を委託したことで、より一層安心安全な海を提供できる。一刻でも早く助けられる体制を今年から整えたので訓練をした」
訓練では救助の要請を受けた浜茶屋組合員が水上バイクに乗って砂浜から50メートルほど沖合に向かい救助にあたりました。
水上バイクには、「レスキューライフスレッド」と呼ばれる水に浮く救助用のボードが装備されていて、救助した人を乗せて砂浜まで運びます。参加者は要救助者に近づく時の方法や運ぶときのスピードなどを確認していました。
参加者
「溺れてから駆けつけるまでかなり短かった。手漕ぎのボートとは違って早くて良い」
参加者
「救助にあたる人が同じ動きをできるように講習や訓練をしていきたい」
上越市の4つの海水浴場は先週12日に海開きしました。市によりますと18日(金)現在、水難事故はおきていないということです。
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