2025年8月7日
2025年8月7日 17:36更新
妙高市の新井地域、およそ9000世帯に今月4日から25%の節水が呼びかけられています。今後も雨が少ないことが見込まれることから、市は市街地にある井戸4か所の運用を始め、安定した水道水の供給を目指します。
妙高市が新たな水道水源として運用するのは、新井市街地にある4か所の井戸です。このうち長森にある井戸は2年まえの渇水を教訓に予備水源として掘られたものです。
妙高市上下水道室池田勝係長は「この井戸は昨年度、渇水用の井戸として掘削した。170m掘削し水中ポンプが80m下に設置してある。1日に1000㎥くみ上げられる」と説明しています。
この井戸を掘る工事は昨年度末に終わっていましたが、水を浄水場に送る配管工事はまだ終わっていません。そこで市では急遽、浄水場までの1.2キロに直径15センチの仮設の配管工事を先月下旬から始め、8日(金)に終わる予定です。ほかの3か所は消雪パイプ用の井戸を利用します。
市によりますと、取水量は4つの井戸をあわせて1日に4000立方メートルが見込まれ、矢代川の水位が下がった分を補える量だということです。
妙高市内では6日(水)から7日(木)にかけてまとまった雨が降り、矢代川の水量も増えていますが、市の担当者は「まだまだ予断を許さない状況だ」と話しています。
妙高市上下水道室池田係長は「雨も降り、井戸もできたが、今後どのような天候になるかわからない。市民には引き続き節水をお願いしたい」と協力を呼びかけています。
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