2025年8月24日
2025年8月24日 10:00更新
上越市で来年4月に開校する「学びの多様化学校」いわゆる「不登校特例校」の学校名が、「上越市立諏訪中学校」になることがわかりました。通常の中学校と比べて登校時間が1時間ほど遅く授業時間は10分短い40分を基本し、生徒がゆとりをもって学習に取り組めるカリキュラムになる方針です。
これは、21日(木)に開かれた上越市議会文教経済常任委員会で明らかになりました。上越市教育委員会は来年4月に不登校の中学生を受け入れる県内初の「学びの多様化学校」いわゆる「不登校特例校」を開校します。学校は上越市立雄志中学校の分校で、校舎は旧諏訪小学校を活用します。名称は「上越市立諏訪中学校」です。
対象者は上越市内の中学生で不登校やその傾向がある生徒です。生徒数は各学年8人程度を見込んでいます。教員の人数は6人で県内から公募します。
学校の登校時間は、通常の中学校より1時間ほど遅い午前9時20分です。授業の時間はこれまで不登校だった生徒の集中力や体力が続くよう配慮し、通常よりも10分短い40分を基本としています。授業では生徒一人一人の興味や関心に合わせた学習計画を作成する方針です。また、学校には教育支援センターを併設し不登校に悩む生徒や保護者の相談に対応します。
上越市教育総務課 小池亜希子 参事
「今まで不登校だった子どもたちが、学校に来ることが楽しいと思えるような、人と生活すること、学ぶことが楽しいと思えるような学校にできたら」
教育委員会では10月に学校説明会や学校生活をイメージするための体験期間を設け、その後転入学の希望を調査します。開校は来年4月の予定です。
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