2025年9月21日
2025年9月21日 10:00更新
上越市頸城区の農業法人「蛍の里」では、コシヒカリの稲に音楽を聴かせて育てるユニークな取り組みを始めています。稲に耳はありませんが、いったいどういうことでしょうか?
田んぼの中から聞こえてくるのは…。
ロックバンド「スターダスト☆レビュー」の楽曲です。水中スピーカーなどを製造している市内の会社、「ウエタックス」と協力し、今年初めて取り組んでいます。
画像提供:蛍の里
今年の春、水をはったプールにコシヒカリの苗とスピーカーを入れ、音楽をかけて育ててきました。さらに苗を植えた1ヘクタールの田んぼにスピーカーを入れて音楽を流し続けています。稲に耳はないわけですが、なぜ音楽を流すのでしょうか。
この取り組みを発案したスタッフによりますと、音楽の振動や周波数が稲に伝わったことで、音楽を聴かせていない稲と比べて根が太くなり、密集していたということです。
スタッフは「異常気象で稲もストレスがたまると思う。音楽を聴いて癒され、おいしく育ってほしい」と話していました。
この稲の収穫は10月上旬に行われます。
スピーカーで育てたコメはどんな味がするんでしょうか。コメは収穫後、ブランド米として販売するか検討するということです。
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