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上越市の小中学生が作った標本ズラリ!上越科学館に展示中

上越市の小中学生が作った標本ズラリ!上越科学館に展示中

上越市の小中学生が作った植物や昆虫などの標本が、来月5日(日)まで上越科学博物館に展示されています。

チョウやカブトムシ、植物の標本に、石まで……並んでいる標本は、すべて上越市内の小中学生が作ったものです。

今年は、市内22校の児童生徒からあわせて33点の応募がありました。そのうち最高賞の「科学館賞」には3点が選ばれました。

上越科学館館長 永井克行さん
「一番大切なのは1年かけてやっている。(去年の)9月から採集して夏休みはまとめる事が高評価につながる」

春日新田小学校5年生の樋口葵人さんと直江津東中学校1年生の樋口さくらさんの姉弟は2人そろって科学館賞を受賞しました。

樋口葵人さんの標本

2人とも「貝」に興味があり、採集を続けながら毎年テーマを変えて研究をしています。

永井館長によりますと、姉弟で最高賞をとるのは作品展40年以上の歴史のなかで初の快挙です。

姉のさくらさんは、去年4月と今年3月の2回、神奈川県の由比ガ浜で拾った貝381個を地元の柿崎漁港の貝と比べ違いを調べました。その結果、2つの場所はどちらも同じ暖流系の貝類が分布しているものの、種類は由比ガ浜の方が多いことが分かりました。

柿崎漁港で採集した貝

また、弟の葵人さんは去年9月から今年8月までの間、月に2回ほど柿崎漁港で貝を拾い、その種類から海水温が上がっている影響について調べました。その結果、気温の変化などから季節ごとに拾える貝がこれまでとは違うことに気が付いたということです。

上越科学館館長 永井克行さん
「姉弟で貝だけどテーマが違う。たいしたもの。(標本づくりを通じて)植物や昆虫を好きになってほしい」

標本作品展は、来月5日(日)まで上越科学博物館1階の特別展示室に展示されています。

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