2025年9月29日 15:28更新
上越市柿崎区ゆかりの戦国武将、柿崎景家をたたえる夏の恒例イベント「柿崎時代まつり」が、27日(土)に開かれました。開催は毎年8月上旬でしたが、暑さ対策で初めて時期をずらしました。これに合わせ、恒例の水鉄砲合戦がなくなり、代わりにわらじ飛ばしが行われました。また柿崎中学校の生徒が地元の菓子店と協力して作ったクッキーなどを販売し、多くの人でにぎわいました。
「柿崎時代まつり」は、地域ゆかりの戦国武将柿崎景家をたたえる「夏祭り」としてこれまで8月の第1土曜日に開かれていました。暑さ対策のため、43回目の今年は2か月ほど開催時期をずらしました。
柿崎時代まつり実行委員会 小山慶 実行委員長
「猛暑で開催が危ぶまれていたが、これまではぎりぎりできていた。今年はさらに暑い予報だったため、秋口にずらした方が良いと判断。まだまだ暑いがこれまでよりはやりやすいので、楽しんでもらえると思う」
時期がずれたため恒例の水鉄砲合戦はなくなりましたが、代わりに戦国時代をテーマにした「わらじ飛ばし」や「〇×クイズ」などのゲームが行われました。また地元のグルメなども販売されました。
地域の人
「去年は暑くてお客さんも出店者も大変だった。秋になりどうかと思ったが、それなりに涼しくて風もあるのでいい」
柿崎中学校の生徒は、地元の菓子店「御菓子処みやけ」と共同開発した菓子を販売しました。
5種類あり、米山をかたどったアーモンドサブレ「よねやまっちゃ」や「よねやまふぃん」、柿崎産のきな粉を使ったクッキー「きなこまるお」など、どれも柿崎をイメージしています。生徒たちは使う材料や味について意見を出し合い、商品名やパッケージも考えました。
柿崎の海岸に群生している花「ハマナス」をイメージした「はまパイ」は、中にハマナスの実を加工したジャムが入っています。
生徒
「イチゴのような味で、パイのパリパリした食感と合い美味しい。『こんな菓子があったらいいな』というのが今まで形になる経験はなかったので、自分たちの願いが形なりよかった。この菓子を通して柿崎の良さを知り、好きになってほしい」
柿崎中学校の生徒が考えた5種類の菓子は、今後「御菓子処みやけ」でも販売されます。店によりますと、イベントで想像以上に売れたため現在在庫がなく、準備ができ次第店に並ぶということです。
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