2025年10月1日
2025年10月1日 13:58更新
上越市は9月10日に発生した突風で自宅の木が倒れ、処理に困っている市民が相当数いることから、処分費用を支援することになりました。市では制度の内容を冬までに示すことにしています。
これは、30日(火)開かれた定例記者会見で明らかになりました。
会見で中川市長は「突風では多くの倒木が発生し、市民自身の所有地の倒木処理に苦慮している。その処分費用の支援を検討している」と述べました。
市によりますと、突風の被害は三和区を中心に市内の広い範囲に及びました。2人がケガをしたほか、屋根や外壁が飛ばされるなど、建物の被害が78件ありました。また、住宅の敷地内にある木が倒れる被害が、相当数確認されています。
なかには、自力で処分できないほど大きな木があり、市民から「困っている」といった相談も数多く寄せられているということです。
市では、民間の保険ではカバーしきれないケースもあるとして、処分費用を助成する制度の検討を進めています。
詳細は明らかにされませんでしたが、担当者は「雪が降る前までに市民に周知し活用していただきたい」としています。
また会見では、任期が残り1か月余りになった中川市長が、4年間を振り返りました。
実績としてふるさと納税の推進と奨学金返還支援制度をあげました。また公約の柱としている通年観光は順調に進んでいるとして、5年後の上杉謙信生誕500年に向けて力を入れたいと述べました。
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