2025年10月8日
2025年10月8日 9:48更新
工業高校で培ってきた、ものづくりの技術や楽しさを地域に発信する「工業教育フェスタ」が、4日(土)に上越総合技術高校で開かれました。
「工業教育フェスタ」は、工業高校が培ってきたもの作りの技術や楽しさ、日頃の授業でどのようなことを学んでいるのか知ってもらおうと毎年県内の工業高校が持ち回りで開いています。今年は上越総合技術高校が会場で、地元のほか新津工業や新潟県央など、工業科のある5校の生徒と教員がスタッフを務めました。
体育館では、上越総合技術高校 機械創造工業科の生徒が、ロボット大会に出場するために制作したロボットがお披露目されました。
大きさは、縦横50センチ、高さは60センチ。稲に見立てた塩ビ管を抜いて、木の箱の中に管を入れることができます。生徒は今年4月からロボットを作りはじめ、試作を重ね、およそ5か月かけて完成させました。
機械創造工学科2年 髙橋葉佑さん
「(工業高校では)ロボット作りの基本的なところはひと通り学べる。洗濯ばさみから形を取れたものもあり発想が大事」
会場を訪れた小学生は高校生からロボットの操作方法を教わり、操縦体験をしていました。
児童
「リモコンで操縦できる面白そうなのがあると聞いて来た。ラジコンみたいな感じで簡単だった。工業系の高校に入りたいと思っている」
機械創造工学科2年 髙橋葉佑さん
「自分が作ったものが動いてくれるというのがうれしいので、それを大人になって、もっと体験ができたらいい。こういうことをやったら地域の活性化にもなると思うし、工業高校に入校してくれる人も増えると思う。いいことだと思う」
会場には、未就学児などにも楽しんでもらおうと、歩くティラノサウルスが登場し、注目を集めていました。イベントはこの日1日のみの開催で、およそ1000人が訪れて賑わいました。
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