2025年10月10日
2025年10月11日 4:00更新
上越市の教育や防災・防犯などに貢献した市民や団体の功績を称える式典が10日(金)に開かれ、46人と10の団体に表彰状が手渡されました。
上越市は教育や防災・防犯などに貢献した市民や団体を毎年、表彰しています。今年度は8つの分野から46人と10の団体が選ばれ、中川市長から表彰状が手渡されました。
「防災防犯、交通安全功績」の分野で表彰された春日新田5丁目の荻野治夫さん(78)です。
元警察官で、定年退職してから週に3、4回ほど、春日新田小学校近くの通学路に立ち、子どもたちの登校を見守っています。
荻野治夫 さん(78)
「(定年後)妻の一言で始めた」
荻野さんは登校する児童とあいさつをしたり、学校行事の話題を話したりしてコミュニケーションをとっています。長年続けることで、児童が中学校に進学したあとも、声をかけてくれるなど荻野さんのやりがいにつながっています。
荻野治夫 さん(78)
「冬は除雪車が来ると通路に寄せられた雪をどけている。中学校に行っても忘れずに、顔を見ると声をかけてくれるのでうれしい。歩けるうちは頑張りたい」
式典では受賞者を代表し、上越日豪協会の副代表、大嶽理恵子さんが代表の関勝さんに代わってあいさつしました。上越日豪協会は直江津捕虜収容所があった上越市川原町の平和記念公園で30年にわたって悲劇を語り継ぐ平和の集いを開いています。
上越日豪協会の副代表 大嶽理恵子さん
「共に支えあい励ましあった先輩、仲間に贈られたもの。ふるさと上越の支えになるよう、活動の努力を続けたい」
中川市長は「皆さんの活動は多くの市民の安全安心、幸福に結びついている。希望あふれるまちの実現に向け、力添えをお願いしたい」と功績を称えました。
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