2025年10月28日
2025年10月23日 15:04更新
上越地域のコメの魅力を海外にアピールしようと、外国人に稲刈りやコメの食べ比べなどを体験してもらうモニターツアーが22日(木)に上越市頸城区のくびきの希望館で開かれました。
モニターツアーは上越地域のコメの魅力を外国人に知ってもらい、輸出につなげようと上越地域振興局が開きました。参加したのは上越市に住む外国人やアメリカ、マレーシアなどから来日している外国人7人と農業関係者です。
参加者は上越市大潟区の大潟ナショナルカントリーの田んぼで収穫体験した後、コシヒカリ、こしいぶき、つきあかりの3品種とカリフォルニア産のカルローズでおにぎりをつくりました。
関係者
「3回でにぎるとちょうどよい硬さのおにぎりができる。いっぱいやると硬くなる」
このあと自分で作った4種類のおにぎりを食べ比べました。
シンガポールから来日
「全部おいしかったけどコシヒカリが1番。自分の国ではタイのジャスミン米を食べている。コシヒカリが自分の国で売っていたら100%買う」
シンガポールから来日
「3番目のつきあかりが好き。風味があって食感も絶妙」
アメリカから来日
「日本米は、どれもおいしいけど味の違いが分からない」
政府は2030年までに35万トンのコメの輸出を目標に掲げています。これは2024年の実績4.6万トンのおよそ8倍です。
この日は意見交換も行われ、農業関係者からは品種の特徴などについて説明がありました。
農業関係者
「コシヒカリは、気象や雨に影響を受けやすい品種」
上越在住の外国人
「カルローズは日本で人気がない?」
農業関係者
「カルローズお店に並ばない。今 初めて食べた」
大潟ナショナルカントリー 金澤英幸 専務理事
「味の違いが分からない人に味を分かってもらうことが大事。より一層アピールを強めていかなければいけない」
上越地域振興局生産振興課 渡邉千恵 課長
「自分の母国では使ったことがないかもしれないけど、日本での食べる体験が楽しかったことを母国に持ち帰って広めてもらいたい。母国で日本のコメを見つけたらぜひ手に取ってもらいたい」
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