2025年12月10日
2025年12月10日 15:55更新
上越市平成町の飲食店「Food Dining光祐」が今年7月からキッチンカーの営業を始めました。このキッチンカーは、内閣府の災害対応車両登録制度の県内第1号に登録され、災害が起きたときに被災地で炊き出しをするなど活動します。

災害対応車両登録制度の登録を受けた、上越市平成町の飲食店「Food Dining光祐」のキッチンカーです。この制度は、災害が起きた時に避難所などで被災者により良い生活環境を提供することを目的に、内閣府が今年6月1日から運用しています。

避難所、トイレ、食事、入浴などのサービスを提供できるキャンピングカーやキッチンカーなどの所有者が登録できます。被災した自治体が出動を要請し、キッチンカーは被災地で炊き出しをします。費用は自治体が支払い、国は災害救助法に基づいて最大9割を負担します。

「Food Dining光祐」のキッチンカーは、オーナーの五十嵐崇之さんが、この制度を活用して地域や社会に貢献したいと導入し、県内第1号に登録されました。今年7月から営業をはじめ、すでにさまざまなイベントに出店し、災害時を想定したシミュレーションを重ねています。

Food Dining光祐 五十嵐崇之オーナー
「普段は飲食店を経営しているので、厨房を使って臨機応変にニーズのある食事を準備して提供できることが一番の強み。キッチンカーをイベントに出店する中でやり方は十分に熟知しているので、災害で派遣の要請があってもスムーズに対応できる」
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