2025年12月11日
2025年12月12日 14:51更新
次世代のエネルギー資源として注目されている、メタンハイドレートについて学ぶ出前授業が11日、上越市立南川小学校で行われました。

青山准教授
「真っ白いもの入ってるでしょう?見える?」
児童
「見える、見える!」

出前授業は、エネルギー資源として注目されているメタンハイドレートが、上越沖の海底に確認されていることから、子どもたちにも身近に感じてもらおうと、県が上越市や糸魚川市の小学校で行っています。

11日(木)は頸城区の南川小学校の6年生20人が、東京海洋大学の青山千春 特任准教授からメタンハイドレートの特徴や現在上越沖で行われている調査について説明を受けました。

東京海洋大学 青山千春 特任准教授
「(2009年のデータ)ここの青い印のところ。メタンハイドレートがたくさん埋まっているという印。2009年~2025年まで16年くらい調査した。もっとたくさんあることが今わかっている」

メタンハイドレートは、天然ガスの主な成分であるメタンと水分子が、低温・高圧状態で結晶化したもので、火を近づけると燃えることから「燃える氷」と呼ばれています。

青山准教授は実際にマイナス189℃の液体窒素の中に入っているメタンハイドレートを取り出し、火を近づけました。

青山准教授
「上に火を近づけますよ」
児童
「わ~」

児童
「冷たい物質でも燃えて、そのあとに水になっても冷たいまま残るとわかった」

児童
「初めて存在を知った。奥深いと思った」

青山准教授によりますと、メタンは天然ガスと同じ成分で、燃やして発電できるほか、アンモニアや水素を作ることもできるということです。

東京海洋大学 青山千春 特任准教授
「(児童)将来メタンハイドレートの研究を一緒にやってほしい」

12月25日(木)に午後1時半から表層型メタンハイドレートの講演会が上越文化会館で開かれます。参加するには申し込みが必要です。詳しくは新潟県のホームページをご覧ください。
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