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大手町小5年生 肉牛飼育で命の大切さ学ぶ

大手町小5年生 肉牛飼育で命の大切さ学ぶ

食と命に向きあう

肉牛の飼育を通して命の大切さについて学んでいる上越市立大手町小学校の5年生が、育てているウシを食べるか食べないのか話し合いました。

大手町小学校の5年生40人は、食と命の大切さを学ぼうと頸城区の荻谷畜産から食用のウシを借り、「アオ」と名付け、6月から学校で育ててきました。ウシは来年2月、競りかけられることが決まっています。

16日(火)は「食べる」、「食べない」、または「迷っている」の3班に分かれて初めて話し合いました。

児童
「食べたかったけど、食べる時に(ウシを)思い出したら食べづらい」

「いい思い出と同時に命をもらっているから、それに感謝するから食べづらいということはない」

「食べないということは最後まで食と命を知ることができない。食べてまでが食と命だと思う」 

話し合いはおよそ1時間行われましたが、結論は出ませんでした。

食べる派の児童
「ウシに対しての思いが強いのは5年生だと思うから、食べなかったら、命を学ぶために飼った意味がない」

食べたくない派の児童
「わざわざ食べる必要があるのかと疑問に思った。食べたいのもよくわかるが、学校に来てくれたウシを食べるのは違うと思う」 

また、この日は売っている牛肉と自分たちで育てたコメを使った調理実習も行われ、児童は食と命への関心を深めていました。

話し合いは今後も続きます。大手町小学校5年生の食と命に向き合う授業の様子は1月25日(日)からJCVの番組「こどもコウキシン!」で放送します。

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