2025年6月26日
2017年2月6日 16:12更新
上越市高田公園のサクラを保護していこうと6日、剪定業者が樹木医から正しい手入れの方法についてほどきを受けた。
高田公園のサクラは、明治42年に旧陸軍第十三師団が入城したのを記念して植樹された。一般にソメイヨシノの寿命は60年と言われているなか、高田公園には樹齢100年を超える木もあり、上越市では後世に残そうと、長寿化計画を立てて保護に取り組んでいる。
今回、剪定業者6人が、樹木の保護管理を専門にしている新潟県樹木医ネットワークの樹木医、6人から正しい手入れの方法を学んだ。
同ネットワークの滝沢勤代表は、樹木医として15年活動を続けている。代表は「何年か前の伐採で、断面が腐食している木もある。きちんとしたメンテナンスをせずに、今の状態のままにしていると幹の中が腐食し、いずれは空洞になり、強風などで倒れる恐れがある」と警告した。
一行は3つの班に分かれて高田公園内の約60本のサクラを確認。腐食を防ぐため、以前剪定した箇所を見直し、適切な場所で剪定し直す作業を行った。剪定業者は7日まで樹木医と一緒に作業を進め、それ以降は業者のみで手入れを続けることになっている。
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