1. 上越妙高タウン情報
  2. ニュース
  3. JAえちご上越 収量確保へ「水稲直播研究会」設立

ニュース

JAえちご上越 収量確保へ「水稲直播研究会」設立

近年、異常気象などでコメが不作となるなか、JAえちご上越は収穫時期を分散させて品質低下を回避し、収量を確保しようと、田んぼに直接種をまく「直播栽培」を推進する研究会を設立しました。栽培に適した肥料や農薬を学んだり、ドローンを使った種まきを見学するなど、普及に向けて情報を共有します。

Still0409_00005 (1)

JAえちご上越では、収穫時期を分散させることで異常気象による品質低下を回避しようと、苗を育てるのではなく田んぼに直接種をまく「直播栽培」の普及を進めています。

Still0409_00006 (1)

直播栽培は、育苗がいらないため労働時間の削減や大規模化への対応も期待できます。一方で、水や雑草の管理など、品質と収量を安定させるために課題があります。そこでJAでは安定した栽培方法を探ろうと、県と上越市、妙高市、糸魚川市、そして上越市内で直播栽培を行っている農家などで研究会を設立しました。

Still0409_00007 (1)

この日は、JA職員や農家など合わせて24人が出席し栽培方法の種類や実例などを学びました。昨年度、管内で直播栽培を行ったのは50社です。このうち上越市頸城区の農業組合法人「ふぁーむ大地」では、育苗などを省くことで労働時間が大幅に削減されたこと。また、コメは1等米で目標の10アールあたり540キロを上回る612キロの収穫があったと紹介されました。

Still0409_00001 (1)

上越地域振興局 松浦佑亮 主任
「苗が出てくるまで心配だったが、出てきてからは楽だったと聞いた」

Still0409_00008 (1)

JAえちご上越の岩崎健二 常務理事
「コストの収支計算を含めて指標を作っていく必要がある」

Still0409_00004 (1)

研究会では今後、栽培に適した肥料や農薬について学んだり、ドローンを使った種まきを見学するなど、普及に向けて情報を共有します。来年2月までに7回の活動を予定していて、来月22日には板倉区でドローンによる種まきの見学を予定しています。

 

この記事が気に入ったら
上越妙高タウン情報にいいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でJCV Fan !をフォローしよう!

© Copyright (C) 2025 上越妙高タウン情報 All rights reserved.