2025年04月22日 16:00更新
先月閉校した上越市立諏訪小学校の卒業生や地域の人が集まり、思い出を語り合うイベントが20日(日)開かれました。
イベントは諏訪小学校の卒業生や地域の人たちで思い出を語り合って交流を深めようと、地元の有志でつくる実行委員会が開きました。参加したのはおよそ60人です。
はじめに卒業生で元教員の寺田喜男さんが、諏訪小学校の歴史を紹介しました。始まりは124年前の明治34年に設立された上真砂尋常小学校です。
寺田喜男さん
「なぜ北諏訪小学校だけ『北』がついて、こちらは諏訪だけなのか、それは北諏訪地区が先に直江津市と合併したから。こっちはその後も『諏訪村』で『上真砂小学校』だった。(高田市と)合併後は諏訪地区となり、『諏訪小学校』になった」
会場には、諏訪小学校に保管されていた歴代の卒業アルバムや文集など、50冊以上が展示されました。最も古いのは大正13年度です。参加者はアルバムや文集などを見ながら自分が通っていたころを懐かしんでいました。
参加者
「(昭和36年)昔の校舎の屋根が台風で飛ばされた。それで鉄筋の校舎になった。新しい校舎ができたが、5・6年生は古い校舎。私は1~2年新しい校舎を使ったが、次の年から古い校舎に……」
参加者
「懐かしい。写真を見るとこんなことしてたんだなと思う。(閉校)さみしい。なかなか母校の中に入れることがない。きょうは中を見られてよかった」
実行委員会 西嶋明子さん
「小学校は閉校してしまったが、この地区の皆さんの心の中には残っているのでは」
実行委員会では卒業生が諏訪小学校の思い出をつづった文集を今年9月に発行する予定です。文集づくりには今から84年前の昭和16年度から昨年度までの卒業生250人ほどが参加するということです。
実行委員会 西嶋明子さん
「いいアルバムにしたい。みなさんの記憶を記録で残していけたら」
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