2025年04月28日
2025年04月28日 17:40更新
上越市では少子化の影響で平成元年以降、小中学校55校が廃校になりました。現在市内にある小中学校は合わせて76校のため、36年間で4割近く減ったことになります。少子化の影響で廃校が増えるなか、校舎の活用に向けたアイデアを募るため、市は民間事業者向けの説明会を開きました。
写真提供:上越市
市では、校舎の老朽化により多額の維持管理費がかかっているため、民間の事業者に校舎を活用するためのアイデアを募り、譲渡や貸し付けをするなどして財政の負担を減らしたい考えです。対象の校舎は平成3年から今年にかけて廃校になった小中学校15校です。
23日(水)に開かれた説明会には、オンラインを含め市内や県外の17の事業所が参加。市の職員から全国では廃校になった校舎が酒蔵やキノコの生産工場などに活用されていることなどが紹介されました。
市内では板倉区旧山部小学校の体育館が去年の夏からスポーツクライミング施設として利用されています。
上越市財務部 柳澤祐人 部長
「廃校になった学校は、それぞれの地域の卒業生や関係の教職員、地域の人の思いが詰まった大切な場所という側面もある。苦渋の決断で廃校になったという経過などを理解してもらった上で、活用内容の検討をお願いしたい」
現地見学会は来月9日(金)から3回にわたって行われ、アイデアの聞き取りなどが6月11日(水)から30日(月)まで行われます。
上越市財務部資産活用課 戸松隆宏 副課長
「中については見学会で見られる。廃校利活用のイメージをつけてもらえれば。今回は調査を目的。利活用の貸し付け、譲渡の応募ではない。気軽に参加してもらえれば」
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